2024年04月11日

外出

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月詠10首を休まず続けて、8月で丸3年。
1年120首の呻吟も3年励めば、360首になります。
時々、選歌評の1首に載っていたりして、思わず頬が緩むのです。

 霜月の陽光だけを身に纏い薄き波音手の中に聴く
 小春日のうつらうつらの陽だまりのノラや小さく口笛で呼ぶ
 浮遊する見えない塵を丹念に集め艶やか薄き瑠璃皿
 鶯にヒヨにカラスも歌わせて川向こうへと青東風渡る
 張り詰めた一気呵成の墨跡に一筋の朱微かに浮かぶ
posted by cocoacat at 23:53| 日記 | 更新情報をチェックする