工房へ。
寒くなると覚悟をしていたら、思いの外暖かくて、
ほっとして西院から26番の市バスに乗車。
午後2時の車内は、殆どが、敬老パスを持った方ばかりで、空席はなし。
立っていても、ほんの10分〜15分のことなので、
今日の刷り色をぼんやりと考えているうちに、白梅町着。
ここでバスは、狭い道へと左折をするのですが、大学生と思しき男性が一人だけ下車。
扉は一瞬で閉まり、私が降りる次の「等寺院道」へと動き始めた、その時、
「あっ、今の人、座席にカバンをそのまま忘れたはるわ」との大きな声が。
へえっ、何で私やのん!と思う間もなく、閉じられた前扉が、
ささ、追いなはれ、追いなはれと、再び開けられ、
ええっ〜、私がこれを持って後を追うのかいなと思いながらも、
もっと驚いたのは、スーパーから出てみれば、26番のバスは、前扉を開けたまま、
そのままその場所で停まっているのです。いや〜、待ったはるやん、と、
これまた必死で走って戻れば、
いやいや、喜んで頂けたのは、嬉しいのですが、
午後2時の車内は、殆どが、敬老パスを持った方ばかりで、空席はなし。
立っていても、ほんの10分〜15分のことなので、
今日の刷り色をぼんやりと考えているうちに、白梅町着。
ここでバスは、狭い道へと左折をするのですが、大学生と思しき男性が一人だけ下車。
扉は一瞬で閉まり、私が降りる次の「等寺院道」へと動き始めた、その時、
「あっ、今の人、座席にカバンをそのまま忘れたはるわ」との大きな声が。
「ええっ、カバン?」と私が振り向きますと、
何故かその重たい大きなショルダーバッグが、「これ!」と私に手渡されるのです。
何故かその重たい大きなショルダーバッグが、「これ!」と私に手渡されるのです。
へえっ、何で私やのん!と思う間もなく、閉じられた前扉が、
ささ、追いなはれ、追いなはれと、再び開けられ、
ええっ〜、私がこれを持って後を追うのかいなと思いながらも、
右見て、左見て信号を無視して走り、
目の前のスーパーに入った若者を追うのです。
ようやく見付けて、
「これ、お忘れですが」と声を掛ければ、若者は、驚きのあまり、声も出ず、
「ああっ、・・・ああっ、・・・持っているのも忘れてましたわ」。
「これ、お忘れですが」と声を掛ければ、若者は、驚きのあまり、声も出ず、
「ああっ、・・・ああっ、・・・持っているのも忘れてましたわ」。
これこれこれ、息切れて、倒れそうになってまっせ、私は。
もっと驚いたのは、スーパーから出てみれば、26番のバスは、前扉を開けたまま、
そのままその場所で停まっているのです。いや〜、待ったはるやん、と、
これまた必死で走って戻れば、
老人優先席の皆様が、拍手喝采で出迎えて下さって、
「いや〜、良かったわ〜。よう持って行ってくれはったわ〜」。
いやいや、喜んで頂けたのは、嬉しいのですが、
もはや、工房で作業をする力は残っておりませんでしたわ。