風の唸る寒い一日で、震えながらの工房入り。
毎回、インク練り台で合わせた色と、それを版上にローラーで転がした色、
版画紙に刷り上がった色が少しづつ違い、苦戦を強いられます。
本日は、版面が小さなサイズだった為、いつものローラーではなく、
工房に1本だけある、インクの巻きつけが難しいと言われている、
中島ローラーを使用してみたのですが、意外や意外、
手に馴染み、先へ先へと導いてくれて、いとも簡単に作業が終了。
いつも刷った紙をめくる度に、異常に緊張をしてしまい、
1枚刷っては深呼吸、1枚刷っては嘆息で、どうにかならないのかと思うのですが、
中島ローラーを手に励めば、笑いながら刷れる日が来る予感が。