霧 岬 多可子
木々の葉先も
鳥たちのさえずりも
なめらかな 粒子の流れの
濡れて濃やかな朝
手足や五感の行く先を
ひえびえと 試し
はじめて ということを思い出す
しだいに なにもかも
輪郭を帯びてしまう
それまでのあいだ
掌詩集 「気象の余白」より全行
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