午後1時から出原先生の指導を受けて、初めての石版石の刷りを開始。
手順はアルミの版と同じなので、慣れてはいるのですが、
問題は、このややこしやのプレス機。整えるのに時間がかかるのです。
「今日は、ここまでで終了でも良いのですよ」と度々言うのですが、
先生は、
「大丈夫、大丈夫。刷れます、刷れます」。
午後、2時過ぎには、梅澤氏が石版石の製版に見えて、瞬く間に作業を終了。
「さあ、後は、ゆっくりと初めての刷りを見学させて貰おか」。
刷り始めた私に、梅澤サマから、ひっきりなしにお声がかかります。
「ほうほう、上達して。やるな〜」。
「版の汚れもなし。そうそう、そのまま、そのまま。いいよ〜」。
誰が先生か解りません。
笑ってしまい、集中も途切れ、版の汚れが目立ち始めますと、
「ちょっと貸してみ」。
ご覧下さい、カメラでも追えないこの絶妙のローラー捌き。
「はい、刷って」と言われて、刷ってみたところ、
「あっら〜、梅澤サマ!目が4つあるのですが!」
「ええっ、目が4つって・・・・・。ああ、ズレたんやな〜。諦め、今日は!」。
初めての石版石での刷り、失敗でした。