早起きをして、南丹朝市へ。
春野菜をあれこれと買い、明日が祥月命日のSちゃんのお墓へと急ぐのです。
3年前の雪降る日に、彼女が果てた北の湖で時は止まり、
残された友人一同は、今も心の整理がつかずに沈みがちです。
墓所を出た後は、いつもガラクタ市をご一緒して下さるTちゃんと、
嵐電2つ向こうの古い商店街、「大映通り商店街」へと。
地元の方に愛されているパン屋「ベルツ」でパンを買い、
昭和の雰囲気漂う商店街を、Sちゃんを偲びながらゆっくりと歩きます。
閉じてしまった園芸店、道すがらの剥がれた文字に興味を示すTちゃんに、
亡くなったSちゃんの好みが重なり、微笑ましくも哀しく。