2014年07月31日

七月ともお別れ

    2014_0728AL.JPG


  
  蛍     岬多可子

  水の夜は 草のように香り
  草の水は 夜のように香る。
  そういうところから なのね、
  光が ふあり 浮きあがってくるのは。
  黒く濃く、夜と 草と 水と
  とけあっている 夏の壷、
  古い 珠の魂も ふたつ みつ
  沈んでいるでしょう。ふかく。
  そういうところから なのね、
  光が はらり 飛びたっていくのは。


                    小詩集「賦香紙」より 全行





posted by cocoacat at 01:47| 日記 | 更新情報をチェックする