
3階と5階の接客で忙しくしていた10月25日、
画廊を出たその足で、高島屋の地下に立ち寄り、瓶物の調味料をあれもこれもと大量に買い、
恐ろしい重さの大荷物で市バスに乗車。
松尾橋で下車をして、そのまま真っ直ぐ家に帰れば良いものを、
明日の果物がないのに気付き、歩いて1分のスーパーでこれまた大きな柿を5個も買い、
両手に大荷物とバッグを持ち、外へ出ようとしたその刹那、
コートの裾がセールをしていた韓国海苔をかすめ、その中の1個が床に落ちたのです。
横着にも、その考えられないほどの重さの荷物を手に持ったまま、
床に落ちた韓国海苔を手に取ろうとして、バランスを崩して、その場でド派手にドドーンと転倒。
左の太腿を強打して、余りの痛さに、「これは折れたな」と一瞬思ったものの、
自力で立ち上がれて、帰宅。
ネット検索をしてみますと、
骨折があると、痛みで眠れないと書かれていたのですが、痛みもなく熟睡。
翌朝も、発熱や腫れ、皮下出血もなく、
病院でのレントゲン検査でも、大腿骨、骨盤の骨折なしとの診断で、
打撲の痛みならそのうちに和らぐと搬出、搬入にも立ち会っていたのですが、
いやいや、それは甘かったのです。
転倒から2週間が経っても、歩くと股関節に激痛が走り、
流石にこれは普通ではないと、午前7時に起きて整形外科の予約を入れ、
何枚ものレントゲンと CT撮影のその結果、
「あ〜、折れていますねぇ、恥骨骨折です」の無情の一言。
折れたのに、腫れも皮下出血もなかったとは、珍しいと言われたのですが、
恥骨骨折は、薬も、湿布も不要。
じっとしていると筋力が低下するので、激痛が走っても歩き、
お風呂に入って血行を促し、自然治癒を待つのみとか。
ああ、地獄です。