先生がお見えになるのは、午後3時過ぎから。
参加作家の皆様は気にせずに、慣れた手付きで、
暗室になっている4階にてケント紙に感光剤を引き、それが乾けば、
5階にて紫外線ライトを器用に操り、思いの分数を投射。
それを、根気よく何枚も繰り返されます。
王道のohpシートは別として、そのそれぞれが用意された、
石に切り紙、モールにアルミ箔、ドライポイントを施したアクリル版や虫眼鏡、ガラスのコップ。
ざる等のキッチン用品等々と、一捻りもふた捻りもした仕掛けの数々が面白く、
時折の、
「自然のままが良かったのに、狙うから外れて。まだまだの人間やなぁ」との肉声も笑えます。
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投射後は速やかに、用意された水の中にて泳がせ、
好みの青が出る様にと集中するのみ。