椿の蜜を好むヒヨドリやメジロの気持ちに近づきたいと、
顔を寄せて繁々と見る、春なのにとんでもなく寒い朝。
南丹朝市に震えながら行けば、
「ごめんねぇ、今日はこんなものしかなくて」と、葉物ばかりが並んでいるのです。
年に何回かこんなことがあるのですが、
「次は豆。豆をこれでもかと持って来るから」を楽しみに、
米と少しの野菜を懐に帰宅。
午後3時からの打ち合わせと約束事を済ませ、
やれやれと見上げれば、小さな三日月が出ています。
人の命がより一層儚く感じられる、ここ最近ですが、打ち合わせで、
「毎日が正念場、気を引き締めて闘わな」と言えば、
「あんなぁ、あなたもう今で充分やで。それ以上は、怖いで」。