工房入り

　

外気温２４度。

スプリングコートも要らないくらいの、気持ちの良い桜日和。

バス待ちで見上げれば、いつもの窓に猫２匹のパフォーマンスが見られ、

コンビニに立ち寄れば、ブルータスの猫が出迎えてくれると言う、

椀飯振る舞いの猫日和でもありました。

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　　思いの色が出なくて刷り直しです。

午後３時から刷りの作業を開始。

この奥行きのある工房は、なかなか侮れない広さで、

ここを何度も往復いたしますと、７０００歩〜８０００歩は軽く、

作業終了時には疲れ果てて、虚な眼差しで白梅町迄よれながら帰るのです。

ようやく

　　

大柾判３点の原稿作りを終了して、微調整の後、転写へと。

薔薇よりは

頭の上の薔薇が落ち着かないので、

何か他のものをと探し始めて、迷路の中に。

時々メジロの声が届くので、まだ時々は来てくれているのかとの、

淡い期待を抱きながら、尚も迷路の中を、ぬかるみの中を、終日彷徨う。

雨の日曜日

やはり猫

やはり、犬より猫の方が落ち着きます。

午前１０時過ぎから、四条通りの西行きの流れはストップ。

他府県ナンバーの車が続き、花を求めて、嵐山へと大移動中です。

櫻は好みの樹をコレと決め、一人密かに愛でるのが良いのです。
ひっそりと咲いている、地味な花でも良いのです。
お互い、今年もお会い出来ましたねと、そっと伝え合うのが良いのです。

タフ・・・・なのか？

　

午後２時半から工房入り。

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ドアを開けますと、全力疾走で、出迎えてくれる工房犬のローバー。

かわいい、かわいいと言えば、ご機嫌で膝の上に乗って来るのですが、

一度膝の上に乗れば、今度はなかなか降りてはくれず、服は犬の毛だらけになり、

帰ってからの猫２匹の反応を思えば、かわいらしさも、そこそこに。

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　→　

本日の作業は製版を１点のみ。

犬のお相手をした後も、他の版の刷りをする時間は充分にあったのですが、

ここで作業を打ち切り、今日が初日のポルタの古本市へと急ぎます。

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このこじんまりとした古本市は、毎回男性よりも女性のお客様が多く、

しかも、古本よりも、結構な値段のついている、古い雑誌の切り抜きやポストカード等の、

紙モノを大量に買われる方が多くて、本日もワゴンに近づくこともままならず。

１９５０年代の雑誌の切り抜きが、１ページ７７０円〜２０００円。
何となぁ〜！とその値段付けに呆れ果て、
呆れ果ててはいるものの、午後８時迄あれやこれやと物色し、

結局、昔の教科書を３冊買い、疲労困憊で帰宅。

たまには犬も

あまり犬にはご縁のなかった生活でしたが、

工房犬が、慣れて来て膝の上に座る様になりました。

するとどうでしょう。
気を許しますと、絵の中に出て来たりするのです。
大きな転写で、てこずるとは思うのですが、
試してみます。

営業という名の

　　

金色の靴を履くのは、戦に出掛ける時のみ。

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午後１２時半に京都を出て、戻って来たのは、午後８時半。

枚方の「加藤舞衣展」から始まり、大阪のラッズギャラリーで開催中の「呉本俊松展」、

あべのハルカスタワー館１１階にて開催中の、「黒田真里・黒田冨紀子展」まで。

この他にもいくつかの画廊に立ち寄り、写真を撮る余裕など全くなく、

残っているのは、ハルカスの展望台からの写真のみ。

人はこれを、大人のデートと言う。

花は一人で

　　

目覚めた時に大きな顔が迫っているのは、猫飼いにとっては、至福の時。

何てお可愛らしいのと、飼い主を有頂天にさせるのですが、

もう、それも、そろそろ終わりに近づいてまいりました。

冬の寒い時だけに限られた施しで、暖かい日が多くなってまいりますと、

自分のお気に入りの場所で、さっさとお休みになります。

夕方から、ご近所のアスカ有機農園迄、リンゴとアボガドを買いに。
飼い主から何度名前を呼ばれてもどこ吹く風の柴犬の散歩を楽しみ、
ご近所のハイツの見事な桜を愛で、往復僅か２０００歩の息抜きの散歩でした。

集団で

　　

雨の日も風の日も、婆やが、柑橘類を置いておきますと、

ヒヨドリは誘い合わせて、来る様になりました。

窓越しに写真を撮っていても、気にせず、自在に波を描き、弧を描き、

仲間達と戯れながら、鳩ネットの外側から、器用に果肉を愛でます。　

鳩ネットを取り付けてからは、立ち寄る鳥の姿など、諦めていたのですが、
来年度からは、一念発起。
メジロ御一行様にお出でいただける様にと、案を練りたいと思います。
友人宅は、ベランダの９階で雀にご飯粒を与えて愛でていたら、
鴉も来る様になり、雀の婆やは泣く泣く諦めたとか。

都会での鳥寄せは、なかなか大変そうです。

土砂降りの中を

　

午前８時半、いつも通りに、南丹朝市に行けば、

「激しい雨により、本日の野菜市は中止致します」の貼り紙が。

隔週の朝市に合わせて、野菜を食べ切っているので、冷蔵庫の中は、見事に空。

大根と人参のヘタが残っているだけです。
お米も今日買う予定だったので、一粒もなく、雨足の強まる中、

夕方から四条烏丸迄、買い出しに。

着いてみれば、コロナ禍の中でも恐るべし桜の力。
思っていた以上の人出で、デパートの地下も、久方振りのイノダも人で溢れていて、
野菜と米、その他諸々を買い、両手に大荷物で逃げる様に帰宅。
雨の日でもこの人出では、週末が思いやられます。

街中で山田さきこさんのお友達と、ばったり。
「ほら」と、コートにいつもつけているブローチを見せますと、彼女も、
「私も、ほら」と、ジャケットにつけているブローチを、見せて下さって、
二人して、暫くしんみりと立ち話。

まだこんなところを

　　

モノクロ一色にしておけば良いものを、

３色刷りを試みようとするから、行けども、行けども、沼地の中を行進。

どこぞに道はあるのか？

朝ベランダに出てみますと、ひよどりは、オレンジもバナナも完食です。
ヒヨドリのその元気を、少しは分けて欲しいと、心より願うのです。

地道に

工房入り

　→

あちらでもこちらでも、桜が咲き始めていて、嵐電も超満員です。

午後２時半から工房入り。
アルミを洗っている最中に、横着な姿勢でしかも濡れたままの手で、
棚のクロムミョウバン（高価なのです）を取ったものだから、

「きゃー」の悲鳴と同時に、落下その時。

窓から床から、スポンジに皿と水回りにあるもの全てが、
紫色の水玉模様に染まり、時ならぬ大掃除で、
呆れ果てて、疲れ果てて、転写は１点のみ。
しっかりしましょ、本当に。

黄砂

　

遅起きをして、ロールカーテンを上げますと、

比叡のお山は勿論、梅宮大社も辺り一面、黄色に霞み、

予報通りに、黄砂の中に民の暮らしが沈んでおります。

段町のセブンイレブン迄、転写用のコピーをとりに行くのを取り止め、
明日、いつもの白梅町のコンビニでする事に致します。
ヒヨドリの訪れもなく、よって縞猫２号も、惰眠を貪ったまま。

飼い主も、うつらうつらの一日でした。

それぞれに

　　ただ今、12センチ

雨模様の寒い一日でした。

ひよどりは、日に何度もミカンを食べに参ります。

毎回、縞猫２号と一緒に、ガラスに張り付いて、見守るのです。

どこに居てるのか判りますでしょうか。

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拡大縮小を繰り返し、転写原稿作りの地味な作業を、飽きもせず。

４人展の壁面ノルマは６メートル。

「もう、作品の梱包をした」と仰る方もいて、

搬入は、５月２３日なのですから、落ちついて、これからこれから。

励んだ割には

　　

トレーシングペーパーを使う方法は、何ぞの時に置いておいて、

大柾のベタ版を作った方が確実だと、当たり前のことに気付く。

夕方、郵便局の帰りに、梅宮大社に行きますと、

「う〜ん、かわいい。う〜ん、かわいい。あ〜ん、かわいい」。

猫まみれになりたいお嬢様方と、人間まみれになりたい猫の、
果てることのない、愛情交換に遭遇。

家で実際飼ってみますと、それ程のことでもないですよと、

心の中で呟きながら、邪魔をしない様に、息を潜めて、忍足で立ち去る。

誘われて５０００歩

　　　

午後４時から、ご近所の Mちゃんに誘われて、花を求めてふらふら。

ちっこいちっこい神社を右手に見て、この辺りの地理には不慣れな私は、

ひたすらに彼女の後をついて行くのです。

風はまだまだ冷たく、結構寒いのですが、

よそさまのお庭の花を愛で、細道を行きつ戻りつ。

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途中の無人スタンドで売っていた、いちごを買い、

畑の見事なネギに感嘆し、

今様の住宅が向こうの端迄、並んでいる様変わりに、

驚きつつ、尚も、行きつ戻りつ、小一時間。

５０００歩も歩きますと、身体はぽかぽか、強い風も心地よく、

南丹朝市の情報交換も済ませて、梅宮大社前で別れました。

 Mちゃん、いちごは、お言葉通り、甘くて美味しかったですよ。

お誘い下さってありがとうございました。

食べ放題

　　

ひよどりの御一行様が、ミカンを食べるその姿はなかなか愛らしくて、

毎回、小さな頭が上下するのを、飽きずに眺めてしまいます。

友人がひよどりは、バナナ好きと教えてくれました。

ミカンにバナナ。

忙しいのに、婆やの仕事は増えるばかりです。

何か簡単な方法でベタ版を作れないかと試行錯誤を重ねていたのですが、
意外や意外、
トレーシングペーパーを利用すると、面白い効果が出ることに気付き、
厚口、薄口と、深みに嵌ってみたいと思います。

色々あります

　霧吹きだけでどんどん育ちます

エディション番号もタイトルもサインも入れずに、

刷ったままの状態で納品をした作品４点が見付かり、送り返されてまいりました。

いつ頃の納品だったのか、担当者も私も記憶になく、

サインを入れて送り返すことに。

久し振りに見る昔のエッチングで、他人の作品を見る様に、繁々と見てしまいます。
銅版画を作りたい気持ちはあるのですが、体力的に余裕がなく、

リトで手一杯の日がここ暫くは続きそうです。

工房入り

　　

大地震、大津波から丸１０年。

午後３時から工房入り。

日々の寒暖の差が激しく、自身の身体の管理が大変です。

１０年前は、どこの誰とも知らなかった人と出会い繋がり、
その頃は思っても見なかった、リトの刷りをしている、今日のこの日。
与えられた時間を無駄にすることなく、使いきり、後は、
滝壺に落ちるがごとくに消え行くのみ。
人に優しく出来るのも、今のうち。

もうひと頑張り、ふた頑張り。
そんなことを思いながら、４枚刷って、早々と帰宅。

外出

　赤ピンが増えています

春空を大きく抱き向流の一点の黒猛禽の舞う

朝一番に友人から、
「椅子に座ったまま、本を取ろうとしてバランスを崩し、床に転けて顔を強打。
外に出られない顔になったので、新しい眼鏡をお願いしたい」との、メールが入り、
午後一番に壊れたメガネを受け取り河原町の眼鏡店迄。

昔７０代の女性が口にしていた、
「瓶の蓋を開けたら、手首が折れた」、「くしゃみをしたら、肋骨にヒビが入った」、
「老眼かと思ったら緑内障だった」等を、最近は、５０代の友人が言い始めていて、
白砂糖の摂り過ぎや、添加物まみれの加工食品を日常に食していますと、体内老化が早まります。

揚げ物大好き、アイスクリームを毎晩風呂上がりに２個食べていた友人Yちゃんは、
遂に、膝と股関節を手術することになり、先生から、
「このままの食生活を続けていたら、６０代で車椅子、７０代で寝たきり」と言われたのです。

どうか酢と果物、野菜をお忘れなく。

声はすれど

　　次々に芯からは愛らしい葉が

朝からメジロの声はすれども、姿を現すのは、ひよどりのご家族様のみ。

鳩ネットの外側から、器用にミカン半分を飲み込む勢いで、一気に召し上がります。

ベランダの中へと誘い込むことしか考えていなかったとは、

考え方が貧しかったと、深く反省。

来年度からは、日々のミカン１個で、鳥の楽園は間違いなし。

置いても置いても

　育った葉は、美味しくいただきました

午前１０時に起きますと、ベランダのミカンの果肉が綺麗になくなっているのです。

遂に、待ちに待ったメジロの御一行様のお出ましなのかと、胸が躍ります。

暫く待っていますと、かわいい声がして、

おお、おお、ほんのそこで宙に一回転を見せて下さって、お可愛らしいその姿。

待ちに待ったこの刻。

と思ったその刹那、違うところから、聞きたくもない甲高い声がして、
ヒヨドリ様御一行が現れて、あっという間に、食べ尽くしてお帰りに。

野菜倶楽部の日

　帰り道には「叶屋」にも寄り道。

嵐山からの凍風にもめげずに午前８時半に南丹朝市着。

山芹に蕗のとう、筍と春野菜を抱えきれない程持ち帰り、

先ずは仕分け、午後からは野菜倶楽部の待ち合わせ場所へと、

休む間もなく忙しいのです。

本当に野菜とはご縁なく生きてこられたNさんは、
いつも浮世離れをした質問をなさいます。
今日は、
「この間の小さくて丸いのん、あれは何という野菜？」という、

暗号の様な質問でした。

よくよく聞いてみれば、芽キャベツのことだったのですが、
その芽キャベツを蕗のとうだと思い、
蕗味噌（芽キャベツ味噌）を作ったら、無茶苦茶美味しかったと。

別れて家に戻りますと、毎回、これで正しいですかと、写真と一緒に野菜の名前が届きます。
「本日の野菜は、ふきのとう、わさび菜、こぶ高菜、うど菜？？？」と書かれていました。
最後のうど菜は、正しくは山芹だったのですが、僅か２ヶ月で目覚ましい進歩で、悦ばしいことです。

寒くても

　　

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こう見えて

　　

午前１０時４０分の予約時間に、動物病院へ着けば、

待合室には、向こうの方にブルテリアに柴にプードルと、犬３匹の姿が確認出来ます。

鼻血は、点鼻薬で落ち着き、アレルギー性のものなので、今のところ心配はなさそうですが、

心雑音は、レントゲンを撮ってみますと、心臓の肥大が認められるとのことで、

要経過観察となりました。

家では飼い主に爪を立てたり噛んだりは１度もなく、大人しいのですが、
レントゲン室では大暴れをしたらしくて、
「噛みはしませんでしたが、かなり大変でした」と先生。

普通１０分位で済むところを、

身体をくねらせパチパチパンチに威嚇と、あの手この手で拒み、

果てには、エリザベスカラーをつけられてのレントゲン撮影で、

戻って来たのは、３０分後。
ここぞの時には、なさる猫だったのですね。

真ん中の写真は、先生の説明中も、怒り心頭で、唸り続ける縞猫２号。

打ち合わせに

来年３月に予定をしているグループ展の打ち合わせに、初めての画廊へ。

丁度大人数での企画展の真っ最中で、作家が出たり入ったりする中での話し合いは、

落ち着かないことでした。

疲れ果てて帰宅。
今夜は早寝です。

本日は１万歩

書けないことの多い、北の湖で果てたSちゃんの7回忌。

奈良の友人と墓所で待ち合わせて、その後ランチへと。

Sちゃんが亡くなってからのお付き合いも丸６年。
今では、年に５、６回はお会いする近い関係となりました。
辛い出会いではありましたが、これからも互いに、
明るく広々と光ある様にと支え合い、
歩むことが出来ればと願っております。
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ランチの後は、ご一緒に今更ながらの「マスクとエコバッグ」展へ。

室田泉氏は、「考えるところあって」と、ガーゼ生地を使った平面作品１２点を展示。　

彼女と別れて、駅で３月２８日迄開催中の「永遠のソール・ライター」展へ。

すべからく

　

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南丹の野菜は、人参に大根、蕪と、殆どが立派な葉付きです。

葉は捨てずに、炒めたり、味噌汁に入れたりするのですが、

芯の再生栽培を教えて頂いたので、Nさんと一緒に見様見真似で、試してみました。

霧吹きと５ミリの水をこまめに取り替え、待つこと２日。

次々と葉が出て来て、見る度に大きく、どんどん成長するのです。

あまりに可愛いので、このまま食べずに、当分見守ることに致します。

メジロは来なくても、愛らしい物は他にも色々と見付かるものですわねぇ〜。

春にして

　　

午後１時の外気温は１９度。

コートも要らない、暖かさです。

ようやく補修工事の終わった、ぴかぴかの松尾橋を渡り、
森嘉の揚げを買いにとりよね迄。
帰り道にちょっと松尾大社迄、散歩にと思ったのですが、
本日は、スギ花粉の大量飛散日とやらで、
くしゃみと鼻水が止まらなくなり、散歩は諦めて、足早に帰宅。

３日から７日まで、毎日約束事があり、憂鬱なことです。