二日目の水曜日は、凪の日が多いのですが、
何故か来廊者の途切れることはなく、
接客に忙しい一日でした。
閉廊間近に、杖をつきながら身体を半分に折り、
神なのか、妖怪なのか判らない出で立ちで、
ふらふらと揺れながらお見えになった、88歳のレジェンドSさん。
「骨折してから、左手はもう使い物にならんので、もう捨てて、
右手だけで力を入れて作品を作っていたら、今度は腱鞘炎になりましてな〜
作品作れないんで、困ってるんですわ」から始まり、
「みなさん、えらい、洒落た作品を作ったはるんですなぁ〜」で終わる迄の15分間。
右手だけで力を入れて作品を作っていたら、今度は腱鞘炎になりましてな〜
作品作れないんで、困ってるんですわ」から始まり、
「みなさん、えらい、洒落た作品を作ったはるんですなぁ〜」で終わる迄の15分間。
凄まじい面魂と次々と繰り出される毒ある言葉に、
あまりの恐怖で笑いが止まらなくなったわたくしです。
家に戻り、暫くはショックで動けなかったのですが、
先ほど鏡を見たら、首は何とかついておりました。