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虹 岬 多可子
光にひとは灼かれ
いつも
途中までしか行けない 散策路
たえず 来ては去る 驟雨
走り 来ては消える 色の筆の痕
色には 植物の名前を 充てた
弄っていると 花びらは
破れるか 汚れるか して
指がきっと悪かったのだ
七色を数えきれず
夏の空が 閉じられる
掌詩集 気象の余白より全行
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