青焼きの紙を蛇腹折りで行こうと思い付き、
実験を試みたいと思うものの、25日迄は、雨または曇天の日が続くとか。
追いやっても追いやっても、まといつく湿気。
本日も、古本屋の棚の様になっている本棚から、抜き出してぱらぱら。
「女はもとより曲者である」とは漱石の言葉ですが、
土砂降りの日は、その曲者の女性作家を中心に、雨ニモマケズ。
をちかたの山ほととぎす波白き海の底にて啼くかとぞ思ふ
むらさきの魚と思ひてわれも行く海の底めく夏の月夜に
ときめきを覚ゆる度に散るごとし君と物言ふかたはらの罌粟(けし)
与謝野晶子 「火の鳥」より