そうとうなことでした

　　　　

　　標本帖　　　　　　岬多可子

　�G　　　　　

　　歯医者さんの

　　畳敷きの待合室と　急な階段

　　身動きもとれないのに

　　顔や頭のまわりに

　　とても騒々しいものらが

　　ぎらぎら　振る舞っているのよ

　　そうとうなことでした

　　小さな薬瓶が　五色に

　　並んでいるのは　欲しかった

夏の日とも

　　

どんなに暑い夏の日も、紫の煙に乗り、神出鬼没のC先生です。

スイカに無花果、佐藤錦は、お好きだけれど、ピオーネはお嫌いなのですね。

しっかりと覚えておきましょう。

色々とあった今年の夏でした。

言葉にはできない夏の終わりを胸に秘めて、もう一働きをと、励みます。

頂いたモノ、当たったモノ、買ったモノ

　　

鈴木陽子さんから頂いたCDと、

スタジオの福引きで当たった、嬉しさもほどほどの、出原定規。

そして夕方、通り掛かった大丸の１階で見付けた、クロエのライセンス手袋。

季節外れとライセンス切れ間近で、ワンコインで（ほんまか？）買えたのです。

人はそれを

　　

腰や頭に巻く手ぬぐいから、

ドレスの様な黒のワンピースに、裾までのエプロンと、

作家の皆様の、こだわりの作業着を観察するのも楽しいものなのですが、

長老山中様の、この大きなミッフィーちゃんが、

スタジオ内をゆっくりと行き来をし、三時のおやつの桃を嬉しそうに頬張り、

時には、「ああ、疲れましたわ。リトは過酷です」と嘆く姿は、

何とも愛らしくて、見る度に口元が綻びるのです。

４時から１０時過ぎ迄

　　　

スタジオ親睦会は、空くじなしの福引きが功を奏し、リト展への参加作家の殆どが参加。

午後５時からスタートだと言うのに、もう４時には、１本目のワインが開けられ、

時には出原先生の版画についてのミニレッスンもあって、午後１０時過ぎ迄和気藹々と。

残り２ヶ月は、スタジオの争奪戦になるかと思うのですが、連絡を密にとり、

問題の起こらない様にと心掛けたいと思います。

福引きは、この昔の積み木の裏に番号を潜めました。

１等のスタジオ使用券５０００円から、版画紙まで、色々とあったのですが、

目玉は、「出原司を一日自由に出来る券」でした。

男性作家からは、「そんなもん貰ってどうするねん？」の声も上がっていたのですが、

見事（？）に鈴木陽子さんが引かれて、「めでたしめでたし」で幕。

揃いました

　　

現代音楽の作曲家、鈴木陽子さんは、スタジオ見学だけの筈が、

長老山中様の指導をなさっていた、出原先生の巧みな導き方によって、

作曲したご自分の楽譜の一部をコピー転写し、その後描画をして、製版迄。

明日、初めてのリトグラフの完成です。

明日、明後日と

      

明日、明後日とリトスタジオ入りで、長老山中様とご一緒致します。

明後日は、午後５時から午後１０時迄の、長丁場の初めての親睦会もあり、

ここまで辿り着けば、後は道なりの筈。

体調管理に励み、ひたすらに刷りたいと思います。

外出

 　   

冬場に、もう一度試してみるつもりですが、

この仏頂面にて、僅か３秒で撮影は終了。

一瞬で売り切れるとの噂の、「ねこうさぎちゃん」シリーズ第１０弾。

只今東急ハンズ１階にて、入荷中。

個人的には、レモン色が欲しかったのですが。

今から？

   

リト展には出すつもりではなかったのですが、

何やら壁面が余りそうな気配なので、今から作り始めます。

間に合うのでしょうか？

３０年振り

　　

スタジオの持ち主の出原先生と、

「初めてのリトグラフ展」に参加をして下さる、木工作家の窪田謙二さんは、芸大では同期。

３０年振りだという事で、まぁ、話す、話す、話す。

室田泉さんがスタジオ入りをして、昨日と同様に怒涛の刷りに入っても、

見学の方が見えても、学生時代に戻ったかの様に、和み話す。

結局、４点を仕上げる予定が、たったの１点の刷りのみで、

後は、９月の後半に持ち越すことに。

　　

その昔、亡くなったSちゃん繋がりで会っていた「クボケン」が、

少し危険な香りを漂わせて立っていた「クボケン」が、

その雰囲気をそのままに、今、目の前で作業をしているのが、不思議でもあり、

流れた月日を思って、唯しみじみと。

窪田謙二さんのブログは、こちらから→　□

佳き日

 

１２時からスタジオに入り、午後９時過ぎ迄。

梅澤豊さん、室田泉さんお二人の手が、逡巡をして止まる事は、ただの一度もなく、

怒涛の刷りの一日でした。

　　　

お二人とも、作業の手順を速やかに覚えられて、

果敢に試行錯誤を繰り返されます。

作家同士の細やかな気遣いも心地よく、心が和む佳き日でした、

朝市にスタジオに

　　　

午前９時から南丹朝市へ。

「箱の中身を全部買って」と言われて買った、山買いの枝豆は、たったの２５０円。

５０センチの冬瓜も２５０円で、どなたに差し上げたら喜ばれるかと、

そんな事を考える余裕もなく、リトスタジオへ。

午後７時前にスタジオを出た時には、疲弊の極みで、よれながら帰宅。

明日は、午前１１時半のスタジオ入りでまだ良いのですが、

明後日は、午前８時からの作業開始で、

おまけに、７０歳の見学者がお見えとかで、何やら日々過酷です。

体力勝負

　　

本日より２７日迄、ほぼ毎日、助っ人でスタジオ入りをいたします。

残暑厳しい中での連日の作業。

いつ倒れるのかは、もはや愉しみの一つです。

ここだけの話、指導をなさる方が６４歳、教わる方が７０歳の現場は、

先生も生徒も、物を忘れる、壊す、今言った事も覚束ないの連続で、

しかも、どんな事をも平然と、

「これが普通！！！」で押し切られる、老人力そのものに脱帽。

どないやねん。

年寄り万歳！

午前６時に

至れり尽くせりのMacBookに誘惑されるがままに、

設定にパスワードと座り続けても、次から次へとする事が出て来て、

昨晩は、仮眠のつもりが、気付けば午前１時半。

そのまま更新もせずに休みました。

午前６時、天空で龍が暴れているのかと思う程の雷鳴に続いての大雨。

雷嫌いの黒猫は瞬時に姿を消し、

縞猫と飼い主は只々茫と雨の音に身を任せて、飽きるまで。

雷は、嫌いではないのです。

いつの日も

それがなかなか

「まだでっか！」

お盆は、新旧のマックの前にて座ったままで終わりそうです。

メールが使えるようになったと思ったら、ブログへの書き込みができなくなり、

書き込みができるようになったと思ったら、今度は写真がどこかへ消えてと、

当分はこのまま、誘惑されて翻弄される日が続きそうです。

年に２度の

　　　

どなた様でもお招きしたくなる程に、家の中が片付いております。

但し、お寺さんがお帰りになれば数時間で、元の木阿弥の、

紙の山が出現するのですが。

午後から、いつもの道を歩いて、Sちゃんのお墓参りに。

慣れた一本道ですが、毎回色々と考えてしまいます。

身近な人間が味方でないと気付いた時、そこからが人生なのですが、

彼女は、あまりにも華奢すぎました。

明日は

お盆でお寺さんがお見えになるというので、必死で片付けを。

先ずは、机の上の物を、下へ。

次に、下に集めたものを、開かずの間へと移動。

盆と正月、年に２度のお宝と言う名のゴミの山の移動日なのですが、

開かずの間で、あらこんなところにこんなものがと、

失せ物が見付かる佳き日でもあります。

何年か前に忽然と姿を消した大量のトレーシングペーパーは、

未だに見付かっていないのですが。

拍子抜け

あっと言う間に繋がったものの、何が何やら、右往左往。

いざ

昨日の疲れで、日中は何も出来ず。
これから苦手な設定をと。

息を潜めて

　　
室田泉さんが、スタジオ入りなさったのは、午前１１時。
昨日の助っ人で疲れ果てた私が、スタジオ入りをした、午後２時には
もう製版を終えて、ひと休みをなさっていました。

この暑さの中での連日の作業！
遅くても、昨日同様に午後６時半頃には、作業終了かと思っていたら、
何の何の、甘かった。

　
午後５時に出原先生がお帰りになってからが凄まじく、
度迫力の試行錯誤の開始で、私は息を潜めて別室にて待機。

午後７時半頃に、「あのう、．．．．．」と彼が切り出したので、
おお、帰れますわと、「今日はここ迄なのですね」と機嫌良く言えば、
「いえ、これから、もう１点作りたいのですが、良いですか？」。

夏の夜に、いい加減な気持で、鶴の機織りに付き合うと、命を失います。

今日明日と

　　
もう、何度もお見えになっていて、今やスタジオの主みたいになっている梅澤豊さんと、
本日が、本当にリトグラフが初めての室田泉さんがスタジオ入り。

　
私も、午後１２時半から入ったものの、
何をするわけでもなく、本日は、おやつのスイカを切っただけ


　　
朝に出原先生から教えていただいたコピー転写の技法を、
夕べには、室田さんに懇切丁寧にご指導をなさる梅澤様。
先生も生徒も、少年の様な装いに少年の様な会話で和みます。

週末は！

新しく出た、MacBook Proの15インチを購入。
何年かに一度の、地獄を味わう日が週末に待っているのかと思えば、
箱から出すのも、恐怖です。

「恐ろしく、賢くなっていますよ」とヨドバシの担当者は、仰っていましたが、
そんなに賢いのは、要らないのですって！
ちょっと賢い、そこそこ賢いので良いのですって！人も、物も。

秋の立つ

　　

体感温度４３度

　　「ほんまに、暑いえ〜」
ご近所のMちゃんは、「昔行ったインドのボンベイみたい」と言うのですが、
午前６時に、既にガラクタ市へ行くのも取り止めた位の暑さで、
お昼過ぎの携帯には、体感温度４３度の表示が。

朝一番に、南丹朝市に出掛けた以外は、猫と一緒に隠ったままの一日でした。
明日は、大雨との予報です。
今週は、色々と約束事があり、無理をせずに、ひたすら体調管理に努めます。

ひぐらしも

ひぐらしが、蝉の鳴き声の中で一番美しいと言ったのは、小泉八雲。
黄昏時に、あの響きが、不意に聞こえたりすると、
もの悲しくて良いものなんですが、
今年の様に、朝な夕な、いやいや、午後８時も９時も。
午前２時でも、もまだまだ頑張りまっせと鳴かれますと、
もう、耳も慣れ、胸に迫る思いも遠く薄くに。

そんな空

　　
午後７時。
暑くなってからは、滅多に出なくなっていたベランダに、カメラを片手に出てみますと、
１日３回の水やりで、お隣も見えなくなる程に、椿が育ち、
まるでジャングルではありませんか。
風もあって、見上げますと、自分の事よりも他人の幸いを祈りたくなる様な空の色です。

色々あっても何とか生きていて下さいね。
不思議な出会いもあるのですから。

この暑いのに

　　
連日のうだる様な暑さの中、よりにもよってガスレンジのファンが突然壊れて、
お盆前のこと故、モーター交換は、３週間後。
素麺を茹でる、１、２分位なら、ファンなしでも何とか耐えられるのですが、
煮炊き物や、大量の野菜スープ作りは、キッチンが丸ごと地獄の釜となるので難しく、
圧力鍋に頼り、短時間調理で乗り切るしか手はないと、数少ない料理を、思案中。
モーター様も３週間の夏休みとは、参りました。

遥か彼方に

遥か彼方に浮かんでいるのが、島なのか船なのかそれとも、そもそも蜃気楼？
まぁ、進めば折々にと舟を出せば、これがまた進まない舟で。
肩の上に乗っているのが狐狸か獺祭、かわいい栗鼠なのか、確認する術もなく。

しかし、よれよれですがな、トレーシングペーパーが。
どちらかがこの上で、昼寝をしたのは、解っているのですが。
黒は縞だと言い、縞は黒だと言い。
真夏の夜ですもの、許しますが。

八月

　
ダーマトではなく、カステルの油性鉛筆＋水で描きますと、
なかなか面白い線が出るのに気付き、猫に邪魔されながらもめげずに、
不用のアルミ板で試行錯誤。

今月からスタジオは、チケット制になり、
作家の皆様が、個々でスタジオ入りをなさって、複雑なことをなさっています。
体力のある日に、邪魔をしない様に、スタジオ入りをするつもりです。