蜘蛛を育てる

　　

　標本帖　　　　　　　岬多可子

　�V

　　厚いはまぐりの殻を寝床にして

　　蜘蛛を育てる

　　調えて果肉や貝肉を食べさせる

　　二枚きっちりと合わせた貝殻を

　　あぶらがみで包み

　　肌着のあいだで温める

　　育てた蜘蛛を

　　ある日　緑のうつくしくなった頃

　　たがいに闘わせる

いとも簡単に

昔々に買った、この標本箱と同じ物を、ヤフーオークションで探してみますと、

おやまあ、

いとも簡単に見付けることが出来て、半年分を確保。

探すのに、もう少し手子摺るかと思っていたので、拍子抜けいたしましたが。

明日は、リトスタジオ入りで、これから描画をと、

思いはすれど、指は動かず。

ここ３日の糊付け作業で、かなりくたびれております。

先ずは、夜の紅茶を飲んでから、取り掛かります。

posted by cocoacat at 23:54| 日記 |

今ここで

　　

銅版に、アルミ版、それに箱に入れる紙が散乱して、足の踏み場もなく、

どこから見ても、ゴミ屋敷です。

今ここで息絶えたのなら、このゴミの山に埋もれての最期かと思うと、

笑える人生です。

posted by cocoacat at 23:53| 日記 |

なかなか大変

　　

コラージュに使う、標本箱を探して東奔西走（？）。

ようやく一番近いサイズを見付けて買えば、似て非なるものが届き、

この時間のない時に、オークションで何点かづつ見付けて、

購入しなければならないかと思えば、些か、げんなり。

posted by cocoacat at 23:50| 日記 |

今月も

　　

時の過ぎて行くのが早過ぎて、嘆息をつく時間も、ないのです

銅の板と違って、アルミの板には賞味期限があり、

届いて、１週間以内に描画にかからないと、色々と支障が出てまいります。

しかるに、毎月のこの箱に、今月も手間取り、

冷蔵庫の前に貼り出してある、「アルミ板、後、２日」は、

見ても、見ない振り。

気付かない振り。

posted by cocoacat at 23:52| 日記 |

早いのです

　　

posted by cocoacat at 23:53| 日記 |

ちょっとそこ迄

　　

風はまだまだ冷たく、手袋、帽子にマフラー姿で橋を渡り、阪急桂駅近くの画房巽へ。

久し振りに会えると愉しみにしていた看板猫は、お昼寝中とかで姿を見せず。

頭を撫でようと用意をしていた右手を宙にしたまま、

マスキングテープと、使えそうなミニ額を買って店を後に。

春ですものね。

そのまま帰るつもりが、桂駅から特急に乗り、四条烏丸迄。

パンを買い、続きにイノダでお茶。

春ですものね。

posted by cocoacat at 23:50| 日記 |

遂に

　　

ストックルームの積み上げられたダンボール箱の下にあって、

近づく事もままならなかった、この大型の電動プレス機。

大きな作品を刷るには、前室の電動だけでは心許なく、

出原先生の渾身の力による整備で、遂に本日から使用可能に。

一番驚いているのは、プレス機自身ではないでしょうか？

こんな日が来るとは夢にも思わず、

このまま錆びて朽ち果てる運命と覚悟の日々だったのが、突然の表舞台。

人も機械も、どこで何が起こるかは、解らないものです。

　　

山中隆さんの初めてのリトグラフ。

鶴の機織りを間近で見られる機会は、滅多にないのですが、

集中をなさっているので、写真を撮ろうが、横でバナナを食べていようが、関係無し。

大阪の「白」での個展が終わった直後に、この体力。

posted by cocoacat at 22:50| 日記 |

終日

作品のサイズが大きくなって、紙を大量に消費する、リトグラフ。

マップケースの中に、一生分はあるかと思っていた紙も、どんどんなくなり、

何が何処に入っているのかも、判らなくなってきたので、

この辺でと、マップケースの中身を全て出して、整理です。

終日励んで、終ってみれば、何のことはない。

開かずの間のマップケースの中身と、

作業机の下のマップケースの中身が入れ替わっただけの事で、

甚だしく、落胆。

どやさ。

posted by cocoacat at 23:48| 日記 |

菫色刷り

　　

銅版に水性インクでは、こんな風には、なかなか出ない菫色なんですが、

アルミ版に油性のインクで刷りますと、いとも簡単に、出てくれるのです。

昨日は、一版多色刷りを試みようと思っていたのですが、そこ迄の時間もなく。

次回の２４日には、何とか刷りたいとは思っているのですが、

難儀なことに、ご一緒するのが、お二人とも７０歳手前の作家の方なのです。

私には、刷る時間など与えられているのか？

助っ人で終る一日ではないのか？

posted by cocoacat at 23:54| 日記 |

土砂降りの中

　　

外は激しい降りでも、初めてのリトグラフに励まれる、大石茉莉香さん。

下絵なしで最初から柾版（45,5 �p×60,5�p）を前に、「小さ過ぎて」とひとこと。

このサイズの倍は欲しいと言われて、安井先生は、

刷るのが大変ですよと丁寧に説明をなさって、

本日は、製版迄で刷りは次回ということに。

お仕事着のコムデギャルソンを着たまま、エプロンもなさらないで、作業をなさる後姿は、

なかなかの迫力でございました。

posted by cocoacat at 23:21| 日記 |

雨でも

　　

明日は雨との予報ですが、

大石茉莉香さんとご一緒に、リトスタジオで励む事になっています。

一枚ずつ、インクを入れて刷るエッチングと違い、

リトグラフは一度プレス機に版を設置してしまえば

後は、インクをローラーで上へ上へと乗せていくだけの作業で、

一色刷りの場合なら、５枚位は楽に刷れるのです。

それは、とても嬉しい事なのですが、

思っていた以上に、描画に時間がかかり、本日も、既に５時間が経過。

またまた今夜も夜なべになりそうです。

posted by cocoacat at 23:47| 日記 |

山積み

　　

あれもこれも中途半端なままで、焦るのですが、

お別れの言葉もなく、次々とお亡くなりになるものですから、

ただただ茫然自失の日が続き、気付けば空を見上げたままで、

小一時間も経っている時があります。

兎走烏飛。

哀しくても、笑います。

posted by cocoacat at 23:39| 日記 |

さてと

　　

このまま、ひと月寝かせて保存。

何ぞ、他に面白いアイデアは、ないかいなと。

posted by cocoacat at 01:49| 日記 |

着せ替え

　　

５月１４日が搬入の、マロニエのおもちゃ展、

切り抜いた着せ替えを、古い葉巻の箱に入れて展示をしようかと思っています。

６月に個展があり、７月にも何かあった筈で、

先へ先へと作って行かないと、間に合わないのです。

posted by cocoacat at 02:44| 日記 |

何事も

　　

本日は、参加を予定していた方の時間が整わずに、

個人レッスンになりました。

安井先生は、適当に作った版で適当に刷り上げた一枚目と二枚目の刷りを見比べて、

「右耳の上にうっすらと汚れが見えるのですが、これは何やろ？」。

「へぇっ、汚れ？そんなもの見えますか？私には見えませんが」と応えますと、

リトの版、刷り上がった紙、リトの版、刷り上がった紙と、何度も行き来をして、

「やっぱりありますねぇ、これ、何なんやろなぁ？気になるなぁ〜」と、

紙を熟視、更に熟視いつまでも熟視。

私も、一応熟視をする振りを致しましたが、

汚れなる箇所が何処か、最後迄判らず。

何処迄もいい加減な生徒です。

posted by cocoacat at 23:55| 日記 |

明日は

　　

posted by cocoacat at 23:49| 日記 |

そのうちに

リトグラフ展の参加作家が８人になり、

アルミ板の発注だけでも、パソコンメールに携帯メール、

ラインに電話と連絡係も先生も、右往左往。

でも、まぁ、最初は、そんなものです。

そのうちに流れは整い、

秋の会期が終れば、横一列のフラットな関係が出来る筈です。

笑いながらに、一歩前進。

毎朝の

午前８時過ぎ、今日も躊躇い勝ちの「ほ・ほきょ」の声が届きます。

リズムの安定しないその啼き声は、愛らしいと言えば愛らしい。

初々しいと言えば初々しい。

最初の、「ほう〜〜〜」と伸ばすのが難しいらしくて、

何度啼いても「ほきょ」「ほえきょ」と、笑えるのです。

父上様、母上様からは、鶯は声千両！

一にも二にも練習をと言われているらしくて、

毎朝、午前１０時過ぎ迄の２時間を、ボイストレーニングに励むのです。

何処で啼いているのか、姿は勿論、枝さえ見付けられずにいるのですが、

春の楽しみが一つ増えました。

満月の夜

　　

外は満月。

血が騒ぎます。

それなのに、せっせとサンプルを作っているのです。

壊れかけのマックは、

出来るだけ刺激をしないように気をつけて使っているのですが、

下書きに入れていた筈のメールに返事が届いた時の驚き！

持ち主の許可なしに、勝手に送信をしていたのです。

ひょっとして、壊れているのではなく、進化をしているのでしょうか？

posted by cocoacat at 23:54| 日記 |

試行錯誤

何事も、無理なく適当に出来るだけ手抜きで、

それでいて、そこそこに仕上げたいと思うのですが、

そんな虫が良い話は、この世のどこにもなく。

本日も嘆息をつきながらの、試行錯誤。

posted by cocoacat at 23:49| 日記 |

本日も外回り

体調を崩した友人の食糧確保の為に、買い出しに。

買い慣れた量の、パンにハチミツ野菜等を持って行きますと、

野菜の量に驚かれましたが、根菜と一緒に野菜スープにすれば、

これで３日分位の量だと思うのですが．．．．。

昔、７０代の方が口にしていた体調不良を、

今は、５０代の知人友人が言う様になり、

加工食品に頼り勝ちの日々で、皆様早くからご老人ですの。

友寄万梨奈展

　　　

友寄万梨奈展　

２０１７年３月７日（火）〜１９日（日）・１２時〜７時（日曜午後６時迄）月曜休廊

ギャラリーマロニエ　３階

　　　

ミシン刺繍で作られた繊細な線をいつまでも追い続けてしまうのですが、

ドライポイントで作られた作品３点も、同時に展示なさっています。

会期は、３月１９日迄。

お時間がございましたら、是非お立ち寄り下さいませ。

会場展示は、こちらから　→　■

posted by cocoacat at 23:51| 日記 |

優しい線に

　　

エッチングの細くシャープな線と違って、

リトグラフでは、この様に、優しい線と夢の中の出来事の様な、

茫としたタッチも可能です。

井上るりこさんも私も、同じブルーのインク２缶から、色を作ったのですが、

それぞれに、微妙に違う青になり、それがまた愉しかったりもいたします。

次回のレッスン日は、１６日。

個展に、何点かを出す事が出来れば良いのですが．．．．．。

posted by cocoacat at 23:46| 日記 |

それぞれに

　　

猫は、一日中眠り、猫の仕事を。

飼い主は、この間の猫展の増し刷りに励む午後。

風の強い一日でしたが、脇目も振らずに、作業、

時として、土日の疲れで、気付けばうつらうつら。

posted by cocoacat at 23:10| 日記 |

色々

昨日のガラクタ市に出ていた、４０年前の秋田木工のスタッキングスツール。

ビニールレザーでこのように青が綺麗に残っているのは珍しく、

全部まとめて買うのなら、腰が抜ける程の安価で良いと仰るので、

連絡を入れますと、I先生は、迷わずにリトスタジオの椅子として、購入。

ワークショップ時に、この椅子に座って頂けるのかと思えば、心も軽く。

　　

土曜日のリト教室は、安井先生の巧みな導き方で、作業はどんどん進み、

井上るりこさんは、電動プレス機を、軽々と使いこなして、初めての２色刷りに挑戦をなさいました。

作品は、彼女のブログからどうぞ　→■

posted by cocoacat at 23:54| 日記 |

歩きながら

　　

昨日は、リトスタジオで立ったままでの作業を、６時間。

　　

本日は、午前６時に起きて、東寺のガラクタ市へ。

戻ってすぐにSちゃんの三回忌なので、友人と墓所で待ち合わせ。

流石に、もう、自分の名前も忘れる程の疲れで、

歩いていても、うつらうつらで、命があったのも奇跡かと。

posted by cocoacat at 22:31| 日記 |

困った時には

些か不自然ではあるが、気にしない。

困った時の、冠りもの。

リトで何パターンかを作り、組み立てれば、

おもちゃ展は、何とか凌げる気がしないでもない。

今夜は、ゆっくり休み、

明日は安井先生にお任せの刷りへと。

posted by cocoacat at 00:51| 日記 |

泣きたいひな祭り

最後の最後になって、着せ替えのおネエさんの顔に失敗をしたのです。

これから修正に入ります。

午後８時前、明日ご一緒する、井上るりこさんに、

「出来た？」と電話をいたしますと、実に爽やかなお声で、

「はい、出来ました」。

「今晩は寝るのん？」と重ねて訊きますと、

「はい、寝ます」。

ああ・・・・・。

私は、何時になったら寝られることやら。

posted by cocoacat at 23:55| 日記 |

落花狼藉

描画にかかるのは、まだまだ先の事。
時間が、足りません。

posted by cocoacat at 23:55| 日記 |

優しい響きの

　　

何時頃だったのか、夢うつつの時間帯に、何度も何度も、

「ほうほけきょ」と優しい声の初音です。

弥生、三月。

瞬く間に終ってしまうと思われる、三月。

余りにも時間のない毎日で、日記更新も途絶え勝ちなのを、お許し下さい。

posted by cocoacat at 23:56| 日記 |