何処で何をしたら良いのか判らなくなる程の、暑い日が続いているのですが、
根気よく、紙を捨てて切って、また捨てての一日。
日々を、何でも良いから詠めと言われている短歌ですが、嘆息あるのみ。
______________________
文月に戻って来るかそのリズム語らい夢見少し毒持つ
アトリエは嵐電の白梅町を西へ三つ目の踏切の前
眼(まなこ)閉じ座る少年手の中に七夕の星微かに忍ばせ
雨上がり猫の見る夢等しくに川蛇行する辺に集う
浮遊する椿の祠覗き込みかそけき羽音一匹の蜂
解決の道すら見えぬそんな日はままよと踏み出す手をひとつ打ち