今年も、お山で修行中の若ご住職様が来て下さいました。
お仏壇の前に立ててある写真をご覧になって、
「えっ、メイちゃん亡くなったんですか?いつですか?」と本当に残念そうにおっしゃいます。
猫好きで、ご自身も捨て猫を保護して、飼っていらっしゃいます。
ああ、それなのに、そのお優しい方に、わたくしは、ほんの出来心で、
「叶うものなんですねぇ。会いたいと思っていたら、お盆に戻って来てくれたのですよ」と、香箱を組む縞猫2号を、そっと指し示しますと、
「ええっ!!何で!ほんまに居てますよねぇ?見えますよねぇ?」。
何度もお仏壇の中の写真と縞猫2号を見比べられて、
何で何で何でと次第にお声も大きく、滝のように流れ出て来る汗。
何処で本当の事を言って良いのやら躊躇ううちに、8分が経過。
シェルターから引き取った別の猫だと申しますと、
「いや〜、修行のしすぎで、遂に見えないものが、
見える身体になったのかとびっくりしました」。
不謹慎な態度、心より反省をしております。
どうかお許し下さいませ。
夕方、珍しく適当に仲良く遊ぶ二匹。