昨日の人出が少なく、これはどうしたことかと思っていた今年の祇園祭。
なんのなんの、今日明日の連休にお出掛け予定の皆様方だったのです。
午後6時からは、四条通りの河原町、烏丸間が、歩行者用道路となるとあっては、
浴衣姿のお嬢さま方で溢れます。
年々派手になる寝起きの花魁のような姿に囲まれて、
唖然呆然としながら歩く都大路。
本日ののワークショップの参加者は、8名。
2時間では、迷う時間も許されず、全員が必死で手を動かす中、
友人Aちゃんは、マイペース。
一緒に参加をした二人に聞き乍ら、作業を進めます。
「なぁ〜、Sちゃん、これをここに入れたら、おかしいやろか?うん?大丈夫?」。
ほんの、2、3分後、
「そやけど、ここのところに、犬の顔を描くやん....そしたら、あかんわ」。
今度は、お隣の友人に、
「なぁ〜、どう思う?ここに描いたらええと思う?どんな感じがええと思う?」。
作業の3時間弱で、静かになったのは、最後のほんの15分位だけ。
本当に、来年もこの扇子ワークショップはあるのでしょうか?
雨降る中戻った松尾は、緑深く、夏本番。
いつか手にした宝の箱も、この深い緑のどこかに隠れているのでしょうか?