早々と

明日からは、８月。
この分では、ふた眠りでクリスマスが来るのではと、
些か焦りますが。

次の日曜日、８月４日はガラクタ市。
早々と業者のY さんより電話が入り、
「蔵出し、初出しの山が、すんごいことになっていてねぇ．．．．」。
商品の詳細を聞き、日曜日は午前３時半起きと覚悟をする。
前日の３日は、大阪ビルボードで、女性デュオBOYのライブがあり、
行くつもりだったのですが、
この暑さの中での連日の戯けは命取りになると、速やかに予定を変更。

業者でもないのに、それ程迄にして行くガラクタ市なのでしょうか。
悩みます。

証拠写真

午前３時。
誰も使っていない筈のトイレから、
水の流れる音が何度も何度も聞こえて来るのです。
ええいっ、今夜こそは！！

そっと忍び寄り、狙って撮ったこの写真。
「私は知らない」と言い続けていた犯人が、
集中するこの姿。
　　
「はっ！！」　　　　「ストロボを使うのは、反則と違うやろか」。

雨降る日は

　　
ガラス、おもちゃ、紙、布と古い物を、色々と頂きます。
直ぐに整理をして、自分で使えないモノは、
作品として使えそうな友人に狙いを定めて、
「これ、どない？」とプレゼント。

「あなたの不要品は私の宝」。
仲間内の不要品を持ち寄り、ギャラリーでガラクタ市は、出来ないものか？
マロニエの個展時に、その場に居合わせた作家何人かと、
アイデアを出し合ったのですが、あの話のその後はどうなっているのか？
本気で企画を進めたい、雨の日の整理です。

「保護犬写真展」 ひとつの命ーそれから

企画・撮影　島静香　藤井あいみ　　主催 CLUB WAG

9月３日〜８日迄、
ギャラリーマロニエで保護犬写真展をなさる、お二人と一緒に、
写真選びを午後１時から、午後９時過ぎ迄。

　　　　

　
午後、７時過ぎ、縞猫も参加をしての写真選びが、無事に終了。
はい、お疲れさまでしたと挨拶をした直後に発覚をした、寝耳に水のその事実。

半切額を全て横に使って展示をするとばかり思っていたのに、
「いやいやいや、縦もあれば横もあるのです。
パネルも縦横、自由にするつもりでした」の言葉から始まる２時間の地獄。
久方ぶりに、驚きの鯛や鮃の舞い踊りを何度も実演して、ヘトヘトに。

蝉時雨

朝食の桃を食べた後は、掃除、掃除。
明日の写真選びの為に、机周りの片付けをしながら、
ここ２、３日のオセロゲームのような会話を思い出す。
言葉を重ねて説得をしても最後に、ええっ？どうして、
そこでその都合の良い解釈になるのと唖然とし、
何度も一人で反芻をするうちに、迷路に入って疲弊する。
外も内も蝉時雨。

何とか

点滴なしで、一ヶ月が経過。
週明けの血液検査が気掛かりです。
深夜のアメリカバイソンのような激しい走りは、
どうやら、黒猫が煽っている様子で、どうしたものかと。
　　
「長うないと思うんやったら、今のうちに、花がつおをおくれやす」。



２８日の日曜日は、昼過ぎからこちらとあちらの机を使い、
空恐ろしい数の犬の写真を見ることになっております。
机の上は用意万端整っておりますが、その分、床の上が凄まじいことに。

小間使いの一日

朝一番に、ぼ〜っとした頭でドアを開ければ、黒猫の鋭い視線です。
　
「何の用事？住んでますのに、水なんか流さはって。ついでに飲んどこかいさ」。


一日４回。付き切りで食べさせます。
　　
病が深刻だった時、うつむかないで、食べ易いようにと編み出したこのスタイル。
丁度良い高さの古いスケールの上に、昔昔のメロン皿を置き、
真中へ真中へと寄せ乍ら、猫語で呼びかけ、最後迄食べさせます。

欲しいものがあるのなら

黒きまで紫深き葡萄かな　　　子規

今年も頂戴いたしました、黒い真珠、ピオーネ。
ありがとうございました。


欲しいものがあるのなら
真っ直ぐに狙われるのが良いのです
徒に企んだり謀ったり
そんなことをするよりも
あなたのその両の手で
真っ直ぐに狙われるのが良いのです


最近は、黒猫を追って、廊下を走ります。
足元の薄い氷がいつ割れるかと、心乱れる飼い主。
　　
「知ったはる？命は、なかなかしぶといもんなんえ」。

大暑

　　　　
定期検診で、四条室町の岡部歯科クリニックへ。
いつもの手前の部屋に入ろうとしたところ、
二の腕を掴まれて、こちらへこちらへと奥の治療室にいざなわれます。
何でしょう？この下校時の小学生のようなノリは？

入って仰天！
ドイツ製のバッタ色をした新しい歯科治療ユニットが、鎮座しております。
「ええっ？新しくなさったのですか？」と、
定期検診に来たことなどすっかり忘れて、あれこれ質問攻め。
写真では色が出ていなくて、残念なのですが、
艶のあるmeadow-greenで美しく、
音もなく静かに動き、夢見心地の中で治療が進み終る筈です（多分）。

前回神の手で治療して頂いた前歯にも問題はなく、
次回は１０月に。


オマケ。

この歯を一本づつ磨く歯ブラシ、「プラウト」は優れものです。

夏はフラよりも

来客の予定ありで、ただ今、部屋の大掃除中。
山を削り、縞猫ハウスへといざなう小径作り。
迂回するばかりで、なかなか捗りませんが。


　　
先週、通り抜けをした高島屋では、ハワイアンフェア開催中で、
この麗しいお姿を記念に頂戴いたしました。


しかし、夏はやはりサルサダンスをと、動画を探していたら、



こんなものを見付けたのですが、これはこれで、なかなか．．．．。

無事に搬出

　　　参加作家名。
午後６時からの「UCHIWA展」の搬出へ。
案内状には参加作家名の記載がなく、
画廊に来て思わぬ人の団扇を見付けるのも、なかなか愉しいものです。
来廊者も多く、来年は参加画廊を多くしての、更なる試みとか。
版画で作る扇子ワークショップも予定されており、
いったい誰が準備をするのでしょうか？


　　
井上るりこさんご本人の許可を頂いたので、表裏をどうぞごゆるりと。


　　
kiki 182 きむらきくおさんの作品、表裏。
絵に日記更新にと、なかなかお忙しい１９４２年生まれです。



　　　　
山田さきこさんの作品を、密かに狙っていたのに、売れておりました。
搬出に見えたところを一枚だけ。

風の囁く日

桃の季節となりました。
美味しい桃は値千金。
一口含めば、身体中が黄金の光に包まれて、
そこはもう紛れもない桃源郷。
朝な夕な、桃だけを食べ続け。

他人が黒い翼を羽撃かせ、言葉巧みに飛び始めたのなら、
その飛沫を浴びないようにと当たらず触らず、近寄らず。
ある日強引に、何が何でもピリオド。


左手を枕に、飼い主の豆腐の上の花がつおを狙う縞猫。
（全く以て、食事が出来ません。躾の悪いことです）
　　
「その花がつお、本物かどうか、試したげよか？」。

４日振りに

暑くて外出を躊躇っているうちに、冷蔵庫の中が、野菜屑だけになり、
午後８時半に、ご近所のスーパー迄。

４日振りに外に出てみれば、外気温２５度で嵐山からの風が心地よく、
戻れば、二匹が揃って玄関迄出迎えてくれます。
一度は諦めていた、この二匹の足音が重なる時、おやまあ、
ない筈の優しさが、猫語となって今、飼い主の口から出て来るのです。

エアコン２８度の中で、猫２匹は夏バテもなく、元気です。

一触即発

どんなに暑い日でも、生きている証の一日一回、
噛みます、蹴りますの寸前。
黒猫の尻尾が既に戦闘態勢で、倍に膨らんでおります。
　　
「何で戻ってきたん？あの世から」「ふふ、それは、あんたを噛むため」。

何故にこうも仲が悪いのでしょうか。
悩みます。


午後は、森茉莉を片手に、ガラクタ市で買って来たサンプル見本をバラして、
何か出来ないかといい加減な案練り。

朝から

朝から電話もかからず、誰とも話をせずに、
猫の名前を呼ぶだけの日もあれば、
今日のように、相談事の電話が重なる日も。

長く生活を共にしていた人の気持が離れたのであれば、
それはどうする事も出来なくて、徒に逃げることなく、
もう二人の間にはひとかけらの愛も残ってはいないと、
認めるしかないのでは。
終っているものを、まだまだ夢の途中のように自分を偽り、
生きて行くのは辛いもので、
あなたにはそのような強さはないでしょうに。
とは言えないので、ただただ話を聞くだけの虚蝉の時。

ただただ

　　
朝から、ただただ、喰う寝るだけの縞猫。
点滴を打たずに３週間が経ち、日々、薄氷を踏むが如し。
何とかこの過酷な夏を乗り越えられるようにと、
いつも以上に餌の管理を慎重に。



ガラクタ市で買った、大量の子供用の帽子は、
鍋つかみに、外出時のデジカメ入れにと、
なかなか重宝しております。

密かな愉しみ

この可愛らしいお嬢ちゃんが、「粽どうですか〜」と言えば、
横で同じく「粽どうですか〜」と続けての２時間。
風もあり凌ぎ易く、影武者の務めを無事に果して、
午後１１時半に帰宅。
ここぞという日なのに、カメラを忘れて、何てこと。


ゲイのカップルが５種類の手拭の中からどれを選ぶかで迷われ、
「１番はどう？」
　　「う〜ん、でも、５番もかわいいねぇ〜」。
「じゃ〜、５番にする？」
　　「でもでも、２番も捨てがたいねぇ〜」。
「じゃ〜、２番にする？」。
「じゃ〜」と「でも」を何度も繰り返されるその間、
お二人の隙間なしの芸術的な密着姿に、内心感服。


遠くの方にお宝発見。

並外れた身躯、ピンクの浴衣姿に紫色のオーラ。
見ている方が恥ずかしくなる位の乙女のポーズで、
セルフタイマー撮りを続ける、この男性を１０分間堪能。

それはそれは愉しい宵宵山でございました。

来年もあるのか？

昨日の人出が少なく、これはどうしたことかと思っていた今年の祇園祭。
なんのなんの、今日明日の連休にお出掛け予定の皆様方だったのです。

　　
午後６時からは、四条通りの河原町、烏丸間が、歩行者用道路となるとあっては、
浴衣姿のお嬢さま方で溢れます。
年々派手になる寝起きの花魁のような姿に囲まれて、
唖然呆然としながら歩く都大路。


　　
本日ののワークショップの参加者は、８名。
２時間では、迷う時間も許されず、全員が必死で手を動かす中、
友人Aちゃんは、マイペース。
一緒に参加をした二人に聞き乍ら、作業を進めます。
「なぁ〜、Sちゃん、これをここに入れたら、おかしいやろか？うん？大丈夫？」。
ほんの、２、３分後、
「そやけど、ここのところに、犬の顔を描くやん．．．．そしたら、あかんわ」。
今度は、お隣の友人に、
　「なぁ〜、どう思う？ここに描いたらええと思う？どんな感じがええと思う？」。
作業の３時間弱で、静かになったのは、最後のほんの１５分位だけ。

本当に、来年もこの扇子ワークショップはあるのでしょうか？


　　
雨降る中戻った松尾は、緑深く、夏本番。
いつか手にした宝の箱も、この深い緑のどこかに隠れているのでしょうか？

満員御礼

ギャラリーマロニエ「扇子ワークショップ」の詳細はこちらから
↓
■

　　
明日１４日と、２０日は、まだまだ余裕がございます。
絵の苦手な方にも、スタンプや型紙が用意されていますので、
どうぞお気軽に、ご参加下さいませ。


　　
ワークショップ初日は、わっさわっさの盛況にて落ち着かず、
明日出直すことにいたしました。

勇気なく

余りの暑さで、日中は、外出する勇気がなく、
ようやく午後９時過ぎに、果物を買いにスーパー迄。
昼より下がったとは言え、外気温３１度とあっては、
足元は覚束なく、身体が闇の中で浮遊いたします。

明日は、マロニエの「扇子ワークショップ」に参加後、
何とかして、京都国立博物館で開催中の「遊び」展へ行けないものかと、
ひそかに画策をしているのですが、
この暑さで、そんなことをしたら、確実に倒れますわねぇ。

余りに暑すぎて

何をする気力もなく、ただただ水分補給をするだけで、
一日が空しく終りました。

この暑さの中、１５日の宵宵山は、
ぎっくり腰になった人妻の影武者として、
６時から８時の２時間、粽を売るのです。
あの人出の中での体力勝負の２時間。
大丈夫でしょうか？私の命は？
今から、心配です。

気付けば、朝

飛びます、ももんがアラレ号。寝ている縞猫のお腹へと。
　　


　
いつの間にやら、ご近所のMちゃんと、
マロニエの扇子ワークショップに、参加をすることになり、
それならば、何か面白いことは出来ないかと、試行錯誤を重ねる午後。
重ねているつもりでも、暑さと、土日の疲れで、
気付けば猫と一緒に、寝てしまっている午後。

初日

まぁ、今日の暑かったこと。
外気温３６度で、もう頭も身体もこの世のものではありません。


切っても、焼いても、何をしても良いと言われれば、
作家魂が燃えます、燃えます、何処迄も。
何でもありの「UCHIWA」展の初日です。
　　　　



　　　
切った方、北見俊一さんの「UCHIWA」と、


燃やした方、梅原育子さんの「つちわ」。



表裏エンボスで閉じた中川洋子さんと向こう側は、井上るり子さんの作品。


　
入って直ぐの場所に、引っ越しました。

昨日の続きをと

スタッフ、助っ人合わせて９名でも、５時間かかった搬入でしたが、
７０名の平面・立体の作家が出品をしての、活気のある団扇展になりました。

何度も入れ替え、少しづつ整えて、
　→　　→　　


　→　
台置き指示、壁掛け指示の作品も、バランスをとりながら、
ようやくここ迄の午後１１時。



こちらは、昨日のガラクタ市で買った、猫２匹と布地のサンプル見本帳。


生きているかとのメールやお電話を頂戴いたしましたが、
不思議です。
何故か元気で生きております。

「UCHIWA」展搬入

　　　　
ガラクタ市から、マロニエの団扇展の搬入の助っ人にと、
この暑さの中を走り回り、先程午後１１時半に帰宅。

流石に今夜はブログを書く体力が残っておりません。
このまま、休みます。

おやすみなさい。

無事に搬入

蒸し暑くて、息も絶え絶えで辿り着いた番画廊。
３５名参加での搬入とあって、６時半に着いてみれば、
わっさわっさの人で溢れていて、事務所へ逃れて１時間。



　　
チョコレートは紙袋に入れて持ち込み、僅か数分で、搬入は終了。
紫外線硬化樹脂でコーティングをされたおネエさんも、箱の中で元気に２週間踊り続けます。


いつものように、スタッフ任せの展示です。



明日は、午前中はガラクタ市。
夕方からは、マロニエの団扇展の搬入を手伝います。
いつ、寝ているのでしょう、私は？

久し振りの

　　
本日よりギャルソンのセールが始まり、午後６時過ぎから、
祇園祭前の蒸し暑い都大路へと外出。

裏生地が水玉模様でリバーシブルになっている、
仕掛けあるコートが残っていたので迷わず買い求め、
そのまま帰れば良いものを、あちらこちらの本屋で２時間半。

その結果、昨晩の作業の続きをこれから励まなければなりません。

時は時は

ただ今、外は激しく降る雨。


マロニエの個展用にと作ったものに、２、３点を足して、番画廊に。
と、思っていたのですが、なかなかそう上手くは行かないもの。
明日一日励み、土曜日は直接大阪へと、搬入に。

雨の中を

午後５時過ぎ、雨が激しく降る中を、マロニエへ。
持って行った団扇を見たスタッフのH君は、
「派手やなぁ．．．．どないして、展示するん、これ？」。
いやいや、他にも、額入りの方や、あの手この手の無手勝流団扇がずらりで、
７０人参加での初日が待ち遠しい。

今夜はこれから、土曜日搬入の、番画廊の箱作りを、いざ。



　　　
珍しく、黒猫と並んで籠の中で眠る縞猫。
時々、自分の足腰確認の為でしょうか、廊下をギャロップで走っております。

ようやくに

　　
このように、
目の真ん前で邪魔され乍らも、少しづつ切り、そこそこ切り、一気に切り、
それでも落ち着かない時には、えい、ままよ！と、

表　　裏
ばっさりと切り捨てて、ようやくの出来上がり。

５年経てば

　→　　
「信じられへんわ。一人っ子になる気満々やったのに．．．！」。


珍しく２匹揃っての写真です。
より一層の不仲ではあるのですが、
まぁ、不仲でも切れないご縁というのもありますからして。

「どない？生きてる醍醐味と違うん？黒い毛皮に噛み付けるって！」。




頼まれていた「版画で扇子」の実験は無事に終了。
紙が薄い分、後の工程でどうなりますことやら。